7月4日
富山県高岡市在住の都市交通政策技術者であり、全国各地で「滝修行」を行っている善光孝氏が制定しました。
日付は「7」を滝から流れ落ちる水の形に、「4」を手を合わせて滝に打たれる人の横からの姿に見立てて7月4日になったそうです。
また、滝修行の体験などが行いやすい夏の始まりの時期であることも由来の一つです。
空手愛好者でもある善光氏は、これまでに全国90ヵ所の寺や神社、自然の滝で修行を行ってきたそうで、最近では、禊(みそぎ)や武道の修行だけでなく、自身を変えたい、体験したいなどの思いで滝修行を行う人が増えてきています。
そんな中で、記念日を通じて更に滝修行の歴史や文化を広く知ってもらうことを目的としています。
また、これを機会に滝修行の催事や、滝修行を体験する人が増えてほしいとの願いが込められています。
記念日は2019年(令和元年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。
「禊(みそぎ)」とは、身体に罪や穢(けが)れのある時、または神事の前に、川や海の水で身体を洗い清めることです。
特に祭りの当事者や神役は、禊によって身体を清浄な状態にすることが必要でした。
「禊」は、罪や穢れを祓(はら)い清める「祓(はらえ)」の一種であり、「禊祓(みそぎはらえ)」とも呼ばれています。
また、滝に入って行う修行は「滝行(たきぎょう)」や「水行(すいぎょう)」とも呼ばれており、歴史的に見ると、現存する日本最古の歴史書『古事記』や、奈良時代に成立した歴史書『日本書紀』の中に禊が行われたことが記載されています。