宮古島の10月とは?
関東などでは残暑も終わってすっかり秋めいてくる10月ですが、宮古島はまだまだ夏!その暑さは『残暑』と呼べないほど…(笑)。
ですが、旅費はハイシーズンに比べて一段落、観光客も少しは減ってきて…そう、宮古島の10月は結構狙い目なんですよ!そんな10月の宮古島の天候やおすすめを詳しくご案内♪
10月の天気
宮古島の10月の平均気温は約25℃。真夏ほどではないものの、日差しはまだまだ強めで、晴れた日の日中の最高気温は27〜31℃くらいなので、10月でも”宮古島の夏”が満喫できちゃいます!
ただし、後半につれて少しずつ気温も下がってきますので、下旬以降に行く方は要注意。台風もしばしばやってきますが、8月、9月ほどではありません。
また、湿度も真夏ほどではなくなるので、木陰に入れば爽やかな秋風が心地よいですよ♪気温は5〜6月頃と同じくらいですが、この頃になると、海辺の茂みの高いところにはトンボが沢山飛んでいるのが見られるなど、暖かいながらも、秋を感じられます。
服装と持ち物
日中は半袖、短パンにビーチサンダルなど、真夏の格好で大丈夫です。勿論リゾートらしいワンピースなどでも◎。夜になると少し気温が下がり、22〜26℃くらいとなります。半袖でちょうど良い日もありますが、夜風が少し涼しく感じる日もありますので、薄手の羽織ものや長袖を一枚持っておくとよいでしょう。
宮古島の10月の平均水温は26度なので、まだまだ十分に海水浴、シュノーケリングなどが可能です♪秋の旅行とは言っても水着は必携で!日差しもまだまだ強いのでサングラスや日焼け止めも忘れずに。
アクティビティ①パーントゥ
宮古島のパーントゥは、宮古島市の平良島尻と上野野原に古くから伝わる、集落の厄を払い、福を招く伝統行事です。2018年11月29日にはユネスコにより無形文化遺産登録されました!ひとくくりに『宮古島のパーントゥ』と言っても、実は平良島尻地区と上野野原地区のパーントゥは行事が行われる時期も、外見も、厄払いの方法も異なります。
今回ご紹介するのは旧暦9月上旬の吉日に平良島尻地区で行われるパーントゥです。体をキャーンと呼ばれる蔓草で覆い、仮面を被り、集落の外れにあるンマリガー(生まれ井戸)の底に溜まった泥を全身に塗った異形の神『パーントゥ』が3体、ンマリガーから現れます。
そのンマリガーの泥を塗ることで、悪霊を退散させ、厄払いになると言われていて、パーントゥは集落の人間、そこに集まった人間、誰彼構わずに泥を塗りつけて行きます。赤ちゃんや小さな子どもは泥を塗られて泣き叫び、パトカーや警備の警察官にも泥が塗られ…。地域内の新築の家にはズカズカと侵入、真新しい壁にも容赦無く泥をべったり塗りつけます。
それに家主は怒る…どころかお礼を言ったり、泡盛を振舞ったり。泡盛を振舞うと一時的にパーントゥが大人しくなるとか…。こんなこと言っては失礼かもしれませんが、なんだか可愛らしいですよね。
この泥がとにかく臭くて、数日はその臭いが取れないほどの臭さなのですが、パーントゥに厄払いして貰えるのならばむしろありがたい…!?ちなみに、過去には泥をつけられてクレームをつけた観光客がいたとか、いないとかで、残念なことですね。
「泥をつけられたくない人は地区内に立ち入らない」のが鉄則です!パーントゥはいくら奇抜でも、立派な地域の伝統行事であり、今や無形文化遺産です。お邪魔させていただいてる…の気持ちを持って見守り、あわよくば臭い泥を塗られたいものですよね。
ちなみに気になる開催日ですが、開催3日前に宮古の主要な新聞を通じて公表されるとのこと、たまたま来島と重なればラッキーですね!
『カギマナフラin宮古島』は2013年から続く宮古島で行われるフライベントです。2019年は日程としては10月4日(金)〜6日(日)に開催されました。
10月4日(金)には奉納舞、マティダ市民劇場でカギマナの夕べのイベント。
10月5日(土)16:00-21:00は、海と伊良部大橋が目の前のトゥリバー海浜公園で『トゥリバーフラ』が開催され、40団体がフラを舞いますよ。宮古島の暖かい海風に吹かれながら…夕焼けを見ながら…何ともフラの雰囲気ありますよね。ちなみに観覧料は無料です。
10月6日(日)10:30から、マティダ市民劇場で行われる『インターナショナルフラコンペティション』では、国内外チームによる渾身のフラ競技を堪能できます。こちらの観覧料は1,500円です。
まとめ
いかがでしたか?10月でも宮古島はまだまだ”真夏の延長戦”を楽しめます!それも真夏よりも過ごしやすく、リーズナブルに!是非とも宮古島の10月、満喫して下さいね!