9月28日
今日は、「世界狂犬病デー」です。
アメリカとイギリスに本部を置く世界的非営利団体である、狂犬病予防連盟が制定しました。国際デーの一つで、英語表記は「World Rabies Day」
日付は、狂犬病ワクチンの開発者である、フランスの生化学者・細菌学者のルイ・パスツールの命日からとの事。
人や動物における狂犬病の影響やその予防法などについて、より多くの人に知ってもらうことが目的だそうです。
狂犬病予防連盟は、2006年に発足された団体で、その活動の一環として国際デーの取り組みを始めました。
翌2007年以降、世界各国において毎年イベントが開催され、狂犬病の教育活動や犬への狂犬病の予防注射などが実施されています。
日本では狂犬病臨床研究会が主催・厚生労働省が後援のシンポジウムなどが開催されています。
狂犬病は、狂犬病ウイルスを病原体とする人と動物の両方に感染する感染症である。
現在においても未だに多くの国で深刻な健康上の問題となっており、野良犬か愛玩犬かを問わず多数の犬がワクチン接種を受けていないアフリカやアジアなどの地域で主に発生しています。
なお、パスツールは「化学には国境はないが、科学者には祖国がある」という言葉でも知られ、牛乳・ワイン・ビールの腐敗を防ぐ低温での殺菌法の開発なども行った人物だそうです。
また、炭疽菌や結核菌、コレラ菌の発見者であるドイツの医師・細菌学者のロベルト・コッホとともに、「近代細菌学の開祖」とされています。
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