11月16日
まちづくりの一つとして絵本コンテストなどを実施している山口県周南市の市民プロジェクト「絵本と物語のある街」が制定しました。
日付は「絵本と物語のある街」の創立日である2010年(平成22年)11月16日にちなんでこの日となりました。
また、周南市は童謡『ぞうさん』などで知られる作詞家まど・みちおさんの故郷であり、誕生日の1909年(明治42年)11月16日と合わせることで、まどさんへの尊敬の意味も込められています。
周南市には1960年(昭和35年)に開園した徳山動物園があることから、動物園のシンボル的存在のゾウの記念日を制定して、この日をきっかけに親子・家族・地域の絆を深めることを目的としています。
記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。
詩人まど・みちおさん(1909~2014年)は、25歳の時に北原白秋にその才能を認められ、33歳の時には太平洋戦争に召集されました。
詩作りは20代から始め、以来生涯にわたって詩を作り続けました。
創作意欲の源は、政治・行政・教育・経済・戦争などに対する不満からきているものあったそう。
代表作には「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」「ふしぎなポケット」「一年生になったら」などがあり、表現の前に存在があるという意味で「存在の詩人」とも称されていました。
「ぞうさん」の一番の歌詞は、「ぞうさん ぞうさん おはなが ながいのね そうよ かあさんも ながいのよ」です。
この「ぞうさん」は、子ゾウが悪口を言われた時の歌とされています。
他の動物から見たら、鼻が長い君はおかしい。
しかし、子どものゾウは、しょげたり怒り返したりせず、「大好きなお母さんも長いのよ」と朗らかに切り返し、それを誇りにしている歌だという。
徳山動物園には「ぞうさん」の歌碑が建てられています。
そうゆう意味合いの歌だと、今まで知りませんでした。
深い意味がある歌だったんですね♪
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