2月18日
トンボーは1月23日と1月29日に撮影した写真の比較研究から、動きのある惑星「冥王星」を発見しました。
これによりトンボーは一躍時の人となりました。
内側の天王星の運行の乱れからもう1つの惑星、即ち太陽系の一番外側の惑星の存在は予言されていたが、予想を遥かに下回る15等星という暗さのため、冥王星の発見が遅くなったそうで、その暗さから、ギリシア神話の冥府の神ハデスの呼称から「プルート(Pluto)」と名付けられました。
日本語名の「冥王星」は、英米文学者で天文に関する著作を多数残している野尻抱影(のじり ほうえい、1885~1977年)が提案した名称で、彼は「幽王星」というもう1つの候補も提案していたそうです。
この「冥王星」という名称は、現在、中国など東アジアで共通して使用されているとの事です。
冥王星の直径は2370kmであり、直径3474kmである地球の衛星「月」よりも小さく、また、冥王星には5つの衛星が発見されています。
その後、2006年(平成18年)にそれまで明確でなかった「惑星」の定義が定められ、冥王星は「惑星」ではなく新たに設けられた「準惑星」に分類されることとなりました。
これは冥王星の発見から76年後のことであり、この年はトンボーの生誕100年でもあったそうです。
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